2016年3月14日月曜日

向き不向き

 朝は雨。と言うことで、諦めて山科まで自転車。相変わらずに、最高気温は低いはずながら寒さをあまり感じない月曜日。

 図書館で偶然に見つけた、猫が首題の作品を集めた『大江戸猫三昧』を読み終える。読み終えた・・・けど、いきなり猫の殺されるのからはじまるのには参った。締めくくりも同様だった。全十篇のうち、猫が死ぬのは四作。ほか、まったく猫の出ないのが一作。まぁ、考えてみれば、事件が起きないかぎり物語としては進まない訳で、仕方がないかとも思う。複雑な気分になりつつ今日はおしまい。そう言えば、結末を知っている漱石の猫も百閒の猫も満足に読み終えたことがない。

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