2015年2月5日木曜日

見える景色

 雪雨の予報ながら、朝はお日様見えるぐらいの天気。一気に崩れるのかなと思いつつ、いつも通りに自転車で行く。帰りは若干の小雨で、普通に帰れてひと安心。若干の小雨というフレーズに、やや重複を感じなくもない木曜日。

 先日に美保関のことを書いたので、連鎖的に小泉八雲『美保関』が読みたくなる。読む。八雲作品が不思議なのか島根が不思議なのか、はたまた両方なのか。描写された風景が今でも残っているように感じてしまう。当然建物は変わっているだろうし、漁船もエンジンが付いたものになっている。当時は車だってなかったし、おそらく道路の舗装もされていなかっただろう。更に言うなら、自分はまだ美保関に行ったこともない。それでも想像の姿がありありと浮かぶのは、細々と描かれた町並みの様子と、同様に岬の町である日御碕、あそこの風景に文章を重ねあわせているからかもしれない。思い込みと言ってしまえばそれまでなのだけど、次に実際美保関へと行った時、想像の通りだったと思えるか、全然違っていたと楽しめるか。いずれにしても楽しみがあるので、また今夜も読んでおこうと思いつつ今日はおしまい。

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