駆け抜ける3日目

　冷え込みも、いつものことになってきた。連続5日間の山中越えは久しぶりで、割と疲れ気味。いつも4日目には、ふくらはぎに来るからなぁ。そろそろ遠出もしたいけど、明日は控えるかとも思う金曜日。まぁ、そこそこ走るだろう。

　3日目は一気に。


　10月11日、朝4時。風の強さに目が覚める。いちおう屋根のある場所で眠っていたのだけど、雨が顔にあたる始末。いつから吹きはじめたのかは分からないけど、寒さは遮断してくれた今回の寝具に感謝しつつ。ただ、薄くてぺらぺらのエマージェンシーシートは強風の中たたむのに苦労する。どうにかこうにか撤収の準備も済ませて、いざ出雲大社へ。例年の宿駅とくらべて5km近くということで、あっと言う間に到着。ちょっと近すぎたか。

 　そんな訳で、少し回りを走ったり朝食をとったりして時間を潰して、明るくなってきたところでいざ参拝へ。

 　今年は正面の鳥居と拝殿が修繕中。本殿で参拝してから歩いていたら、唐突に大雨が。

 　しばらく雨宿りをするも、気がかりなのは吹きさらしの場所に置いた自転車。少し雨足が弱くなったところで急いで戻って、屋根のあるところで止むのを待つ。フロントバッグは元からの生地の厚さと防水スプレーのおかげで内部への浸水は防げたものの、サドルバッグはすっかりびしょ濡れ。なまじ帆布なぶん、水を吸ったら重いったらない。

それでもそのうち止んでくれて、あとは帰るのみ。4時間程度、市内のスーパーを回って買い込んで、荷物いっぱいにして帰宅。帰りも行きと同じく、ひたすら寝続けた。ある意味、年1の事とは言え出雲旅行が日常の一つになってきたかしら。おしまい、収穫編に続く。